村山談話20年目の真実
藤井実彦
和田正宗
藤岡信勝
田沼隆志

中韓への土下座外交の始まりと終わり

戦後七〇年で注目される安倍首相の「戦後七〇年談話」であるが、ここ20年に至る歴代政権下において、アジアへの日本の「侵略と植民地支配」を認め、謝罪をすることが引き継がれてきた元が「村山談話」である。社会党首班の「自社さ」連立政権下で村山富市首相が秘密裡に画策し、事前の根回しもなく閣議決定に至ったことが当時の閣僚への検証取材で明らかとなった。中国・韓国への土下座外交の要因となる「村山談話」の闇に、「新しい歴史教科書をつくる会」副会長の藤岡信勝氏はじめ「村山談話」検証プロジェクトチームが迫る!

Index

第1章 村山談話とは何か
・1995年(平成7年)8月15日。閣議決定を経て総理大臣談話として発表。その全文
・定義できない文言を使用した異常な談話
・明らかになった、異常な閣議決定の光景
・これまで言われてきたこととの相違があまりに多い
※以上を簡略的に説明し、後の章で詳しく述べる
・村山談話がゆがめた歴史的事実に対する国民の認識、中韓の攻勢
・村山談話踏襲せよと精力的活動続ける村山富市元総理
第2章 談話への序章 村山内閣誕生から6月国会決議
・村山政権はなぜ誕生したか
・村山内閣の特殊性とは
・政権与党維持のための自民党の譲歩
・細川政権以降の歴史認識の自虐化大転換(歴代内閣の発言・見解の推移)
・6月9日 異常な衆議院国会決議
・村山談話の成立に向けて動き出す
※以上、平沼、園田、藤井孝男、西村眞悟各氏の証言などをもとに
第3章 異常な状況で出された村山談話
・村山談話はどのように作られたか
・定説を覆す、根回しの無かった村山談話
・閣議決定その時 古川貞二郎の疑問、島村が覚えた連立解消の恐怖
・だまし討ちに遭ったと直後に後悔する閣僚たち
・既成事実化狙った村山富市の考え
・国内の直後の反応、中国・韓国の反応
・506万票の撤廃署名、保守派の知識人の憤り
第4章 検証で明らかになった村山談話の欠陥
・そもそも定義できていないことが明らかになった「侵略」「植民地支配」
・「疑うべくもない」の文言から読み解く、中国とのすりあわせ疑惑
・作成に関与した官僚もびっくりの文言飛躍
・「痛切な反省」「アジア諸国民に多大な苦痛を」も、具体的行為を指すこと出来ず
第5章 村山談話がもたらした弊害
・「侵略」「植民地支配」を認める教科書の記述、NHKの報道
・歴史戦に負け続ける日本
・韓国の反日が止まらない
・中国の脅威を助長させる村山談話
・撤回されない外務省ホームページ「侵略」「植民地支配」の記述
第6章 村山談話と戦後70年談話 村山談話形骸化が今こそ必要だ
※検証を終えての4者対談
・プロジェクト・チーム結成の経緯
・当時の閣僚を取材して感じたこと
・事実に基づかない発言の危険性
・巧妙に談話を成立させた村山・野坂
・村山は希代の空想家!?
・安倍総理「歴代内閣を踏襲」の隠れた真意
・来る安倍談話に期待すること

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